このご時世を鑑み小規模ながら施餓鬼会を開催いたします。
施餓鬼会について
施餓鬼の由来は、お釈迦様の弟子である阿難(アナン)尊者のエピソードがもとになっていると
伝えられております。
阿難が修行中のこと。彼のもとに餓鬼(あの世で常に飢えと渇きに苦しんでいる亡者)が現れ、
餓鬼は阿難に対し、
『お前は三日後に死んで、私のように醜い餓鬼に生まれ変わるだろう』と言いました。
それで阿難は大変驚き、お釈迦様に相談しました。そうすると、お釈迦様は、
『一器の食物をお供えして、お経を唱えて供養すれば、それは、一切の餓鬼の空腹を満たし、
苦難を救い、供養した者は寿命が延び、大きな功徳が得られる』と仰いました。
早速その通りに阿難が供養を行ったところ、阿難は三日後に死ぬことなく救われたということです。
久光院においても、密教の秘法の施餓鬼会にて、皆様の福寿増長、寿命長遠を祈念させて
頂いております。