久光院は、大別すると本堂を始め、信徒会館、客殿と構成しております。
本堂では檀信徒の法事、行事や阿字観瞑想等を行い、久光院斎場(1F)では、宗旨宗派に関わらず、通夜、葬儀をはじめ多目的な用途でお使い頂くことができます。
また、信徒会館では、室内霊廟等、お骨の一時預かりを完備。
客殿においては、法要後のご会食、写経等にお使い頂いております。
通勤途中のサラリーマンや地元の商店主、鶴見川沿いをウォーキングされる年配の方など、あらゆる世代の方に気軽に立ち寄ってお参りしていただけるように山門は365日24時間開放しています。
夜間は境内をライトアップしているので昼間と違った幽玄な雰囲気を感じていただけます。
本堂では、法事やご祈祷、節分などの儀式・行事を行っています。
法事では、読経・お焼香を行った後、故人を浄土へ導く仏様のうち、四十九日を司るのは「薬師如来」、一周忌は「勢至菩薩」と本堂内の仏像を紹介するなど、参列者が体感できるような儀式となるように心がけています。
また、ご祈祷時には、遮光カーテンを下ろした真っ暗闇の中で、護摩木を炊き、太鼓を打ち鳴らし、願いごとを成就するための祈願を行います。
境内北側にある3階建ての建物が信徒会館です。
2階は、第二本殿として法事のスケジュールが重なった場合はここで法要を行うとともに、埋葬するお墓が決まっていない遺骨の一時お預かりスペースも設けています。
また、3階は納骨堂(室内墓苑)となっていて、骨壷を最大9個収納できる仏壇型やご夫婦向けのロッカー型のお墓を設置しています。
●遺骨の一時預かりスペース
●室内霊廟
(しつないれいびょう)
法事の際の控え室や会食の場として利用している客殿。
足腰や膝の悪い方も安心してご利用いただける椅子テーブル席とし、一階から通じる階段には昇降機を設けるなど、どなたにもやさしい空間に仕上げました。
また、ここでは月2回写経会を実施。仏像や曼荼羅に囲まれ、お香を焚いた静謐な室内で、自分の心と向き合う時間を過ごせます。
鶴見川土手に面した一般墓地の一角にあるのが樹木葬“やすらぎ”です。
パウダー化したお骨を専用の納骨筒に納めて33回忌まで個別に埋葬し、その後は中央部に合祀されます。
敷地全体は芝生で覆われ墓石を設けていないため、将来遺族がいなくなっても誰かに線香をあげてお参りしてもらえる集合安置型のお墓です。
本堂1階にある斎場は、檀信徒様のみでなく、在来仏教であれば宗旨宗派に関わらず、通夜・葬儀でご利用いただけます。
収容人数は約50名。その隣の控え室は椅子テーブル席となっているので、膝や腰に不安のある方もゆったり寛いで会食していただけます。
また、斎場玄関には仏事で死後35日目に審判を受ける閻魔大王の像を配置しています。 斎場について詳しくはこちら
●斎場玄関の庭園
●斎場に隣接する客殿
●葬儀の一例
久光院の墓地は、風光明媚な鶴見川沿いの土手沿いに面し、南面は遮るものがないため陽当たりのよい立地環境です。入口近くにある樹木葬のスペース以外は、土台を建てたうえで墓石を建てた伝統的なスタイルである一般墓所。
区画ごとに外柵で仕切られていて、プライバシーにも配慮されています。
●土手沿いに面した墓地
本堂の正面に直立する朱色の三重の塔は、阿弥陀如来像が安置された内部空間の中に遺骨を納め、久光院が永年にわたって供養と管理を行う永代供養塔です。
久光院を象徴する塔となっているため、ご遺族だけでなくお参りに来られる方に日々手を合わせてお参りしていただけます。
お墓を持ちたいけれども、
それぞれの事情で、思案し続けている方がいらっしゃいます。
久光院の「憩」なら不安を解消し、
大きな安心を抱き、お墓参り頂ければと思います。
葬儀やお墓などでご相談がある方は、境内北側奥にある寺務所までお気軽にお越しください。ただし、住職は法要、戒名その他の対応、社会活動などで時間が取れないこともあります。
住職とお話しされたいという場合は、お手数ですが電話で日時をご予約いただきますと幸いです。また、墓参りをする際の受付は不要です。
境内南側奥の鶴見川の土手に面した場所には、久光院を守護する鎮守社として鎮守様を配置し、家門繁栄、商売繁盛などの神様として祀っています。
お稲荷様をお参りされる際に、祠の中を覗いていただくと数えきれないほどたくさんのキツネ様が並べられていることに、きっと驚かれることでしょう。
7時、正午、18時に綱島の時を告げる役割を果たしている鐘楼。
その鐘の響きを聞く者は一切の苦から逃れ、悟りに至る功徳があるとされています。年末年始には、108個あるという煩悩(人の心身を乱し、悟りに至る道を妨げる心の働き)を除去し、新しい年を迎える意味を込めて百八つの除夜の鐘をついています。
もともとは神奈川県三浦市で漁業関係の会社を営んでいた信徒様の会社の敷地内にて、漁の安全を祈って建てられていた観音様です。その会社から久光院がお引き取りし、現在ここで祀っています。
また、魚籃観音には、魚の毒を除くというご利益もあります。そのため、地元の料理店・調理人にとっての信仰の対象ともされています。
地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天という六道の世界を転生し、苦しみ続ける人間を救っていただけるように造られたのが6体のお地蔵様です。
それぞれの首に下げた赤いよだれかけには、「私を信仰の対象として手を合わせてくれるならその苦しみから救いましょう」という救済の言葉が記されています。
久光院を訪れた時に真っ先に出遭うお不動様です。
古来より穢れを払い清める力があると信じられている水を掛けてお祈りすることで、願いごとの力をより強くする意味があるとされています。地元の人たちに永く親しまれているお不動様で、毎日多くの人が向き合ってお参りする姿が見られます。
庶民の身近にあって暮らしに幸運をもたらすと言われる「七福神(大黒天、毘沙門天、恵比寿天、寿老人、福禄寿、弁財天、布袋尊)」の像。
各寺に一つの像を配置し、「七福神」巡りをする地域も多いのですが、久光院では一度に七福神をすべてお参りできます。そのため、大きな幸福を授かれるかもしれません。
辰年・巳年は「普賢菩薩」、丑年・寅年は「虚空蔵菩」、未年・申年は「大日如来」など、一人ひとりを守り導いてくれる仏様である「守り本尊」様は、生まれた年(干支)によって決まっています。
初詣をはじめ縁結びや合格祈願にはご自身の「守り本尊」様に日頃の感謝をお伝えして手を合わせてください。
亡くなった人を極楽浄土に導くのではなく、今生きている私たちに幸せな心持ちになってほしいというのが真言宗の基本的な考え方です。別名「さすり大師」と称される、この願かけ大師もその考え方を体現しています。
膝が悪い方はこの仏像の膝をさすって願をかけるとご利益が授かれると言われています。
皆さまに親しみを持ってほしいという願いを込めております。
寺務所の入り口前にございますので、お立ち寄りの際は是非ご覧ください。